アプリを開発する際に、土台として機能するソフトウェアのことをフレームワークといいます。これはアプリケーションフレームワークとも呼ばれ、枠組や構造という意味を持ちます。
フレームワークの一番のメリットは、アプリを開発する時間を短縮できることです。土台がすでにあるため、白紙の状態から開発する必要がなく、作業の手間を省くことができます。
また、同じアプリを開発する場合、人によってプログラミングのコードが全く違うことがあります。しかし、フレームワークを使うことで、考えを統一できて作業をスムーズに進行することが可能です。
それではJavaのフレームワークにはどのような種類があるのでしょうか。比較的知名度が高く需要も多いものとしては、Apache StrutsやJSF、Play Framework、Spring Framework、Wicketなどが挙げられます。
選び方としては、まず将来性や需要度で選択する方法があります。
特に制限されていない場合は、トレンドを重視して有名なものを選ぶのが無難でしょう。コードが書きやすい、テストしやすい、コミュニティやドキュメントが充実しているなど、人気を裏付けるだけの利点を持っていることが多いからです。
次に、ニーズに合っているかをチェックしてみましょう。例えば前述した5つの中で機能が多く汎用性も高いのがSpring Framework、逆に機能は限られますが動きが軽量なのがPlay Frameworkです。開発規模や目的などに応じて、検討しても良いでしょう。